舞ちゃんとデート① 毎日片思いからの卒業
僕の名前は「終われない・夏休み」。 友達からは時々「オワティ」とか呼ばれたりするw
彼女、といっても仲の良いクラスの友達止まりなんだけど・・・「萩原舞」
彼女は「舞ちゃん」とか「まいまい」とか呼ばれてる♪
これまでの、あらすじ
舞ちゃんは、小学4年生の時にクラスに転校して来た。 僕にとっては、それは大事件だった。(5年生でクラス変えがある時なんか、友達より先に同じクラスかどうか確認したくらいw(5→6年は同じクラスでクラス変えなし) 彼女は、超可愛くて、性格も明るくて、誰とでも話す親しみ易さがあって、すぐにクラスの人気者に。
僕は帰る方向が同じだったので、色々と仲良くなる機会も多くて、好きになるのに時間はかからなかった。 テストの時のケシゴム事件(←クリック)から、グッと仲良くなった僕達は、時々一緒に2人だけで帰る事もあるくらいになってきて・・・
(o・v・)<終われない君、今日の卒業式の時に泣いてたでしょ!
終´д`)<ちょ!別に少しだけだよ!! 舞ちゃんだって泣きまくってたじゃん!
舞ちゃんは、芯の強い子で、なかなか涙を見せない。 ずっと一緒だった3年間の中でも、数えるくらいかな? 確か5年生の時の林間学校の時が、涙を見た最後かも。 あの時は、舞ちゃんが、急に体調を壊して、クラスの皆と一緒に山に登れなくて、悔しくて隠れて泣いてたんだっけ・・・。 だから僕は、卒業式の時に、珍しく人前で泣きじゃくる舞ちゃんに少し驚いてたし、そんな舞ちゃんをますます好きになっていたんだ。 そんな小学校の卒業式からの帰り道・・・
(o・v・)<もう・・・この学校ともお別れだねぇ〜
終´д`)<・・・ん〜そうだね・・・でもさ、また中学校で一緒になるヤツも多いしね!
(o・v・)<・・・・・・・
何かしんみりしちゃう空気に耐えられなくて、僕は話題を変えようと必死だった。
終´д`)<そう言えばさ、この前ウチらで校庭のはしっこに埋めたタイムカプセルとかさ、あれ何を書いたの?
(o・v・)<そんなの秘密に決まってんじゃん!
終´д`)<え〜教えてよ〜!!!
(o・v・)<ひ・み・つ♪でしゅ!
終´д`)<舞ちゃんハァ━━━━━━;´Д`━━━━━━ン!!!! (心の声w
こんな風に、悪戯っぽく笑う舞ちゃんは、めちゃくちゃ可愛い。 よし!いつもの舞ちゃんだ! やっぱ舞ちゃんに涙なんて似合わないよ、笑顔が最高!!
(o・v・)<でさ、話は変わるんだけどさぁ・・・
終´д`)<ん?何??
(o・v・)<春休みとかさ、オワティはどうするの?
終´д`)<え、別に〜。 暇だし、適当にしてると思うけど〜
(o・v・)<じゃさ、じゃさ・・・・・・・どっか行かない?
終´д`)<え?マジ?? (キタキタキタキタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!!!!!!!!! まさか念願の初デートってヤツですか? まずは、落ち着け俺! これは最初が肝心だ!!)
終´д`)<とりあえず・・・東京ディズニーランド! (ちょ!言うに事欠いてコレしか思いつかない俺、乙(涙 しかも人生で2回しか行った事ないぞ、全然リード出来ないじゃん!!)
(o・v・)<あ、舞もそう思ってた〜! 何か気持ちが通じたって感じ!!
終´д`)<え!そそそ、そっか!(今年はお年玉も貯金して、ガンプラを買わなかった俺、GJ過ぎる!!)
(o・v・)<この前、またお姉ちゃんと行ってね、あ、東京ディズニーシーの方なんだけど、タワー・オブ・テラーってのが〜
浮かれモードな僕は、肝心な舞ちゃんとの話も上の空で・・・これからのデートのイメトレに必死だった・・・